トップページ > カラーセラピー
カラーセラピー
4歳になる男の子が塗り絵をしていました。奇妙なことに、顔も服も足もすべて紫一色に塗っています。それからまもなくして、発熱し、風邪をひいていることがわかりました。昔から、紫は病気の色と言われることがありますが、これは、色と心身の状態には、何か関係があるのではないかということを、経験的に学習してきた人々の知恵の言葉なのです。
人間の自律神経には、活動するときの「交感神経」と、休むときの「副交感神経」の2つがあり、必要に応じて切り替わって働いています。例えば、赤色の部屋と、青色の部屋に交互に入り、それぞれの部屋で脈拍数と体温を測ると、赤色の部屋で測った時の方が脈拍数も体温も高くなるそうです。この結果から赤や黄色といった暖色系の色が交感神経を活発にしていることがわかります。
また、逆に青や紫のような寒色系の色は「静」的な心の状態と結びつくことが多いようです。先ほどの男の子も、塗り絵で紫を多用したということは、静かに眠りたいという心の状態を表していたのかもしれません。その他にも、幸せな色としてアジアではピンク、欧米では黄色などの暖かな色が選ばれたり、不幸の色は、灰色や黒がイメージされたりします。
このような心と色の関係がわかってくるにつれて、人の心と身体に深く働きかける「色彩」の効果を積極的に利用して、心と身体の健康に役立てることはできないだろうかと研究されるようになってきました。それが、カラーセラピーと呼ばれるものです。
心は今、自分に必要な色を知っています。心が欲するままに色を与え、心が欲するままに色を使う。これがカラーセラピーの原理となります。その人がなぜその色を選んだのかを掘り下げて、心や身体を癒していくのです。